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ジーンズ職人目線のジーンズのお手入れ、洗濯 その1

 

 

こんにちは!倉敷児島のジーンズ職人、西山範彦です!

 

 

 

地球着、ジーンズ

 

デニム製造でまだまだ伸びつつある岡山県。

今やデニムといえば世界的にもこの場所、岡山!

 

 

そして、そのデニムで作られた服が

この惑星「地球」で1番多く着られてる服ジーンズです。

 

 

その【地球着】とも言われるジーンズですが

イベントなどで一般のかたにも、メーカーのかたにもよく聞かれるのが

 

「ジーンズのお手入れ」

 

今日は、僕目線ではありますが

ジーンズの洗濯のやり方や長持ちさせるには

どうすればいいのかを伝えていきたいと思います。

 

 

様々な意見があるとは思いますが

あくまで僕個人はどうしているかを参考に見てくださいね。

あと、まずはジーンズの内側とかにペロッとある

品質表示の洗濯表記と

購入時についている下げ札などの情報を

見てくださいね!

 

 

 

ちなみに僕らは日々、こんな洗いの機械でわっしゃわっしゃ

100枚ぐらい一気に洗っています。

 

 

 

 

 

 

 

こんな軽石や薬品いれて、わっしゃわっしゃ洗います。

 

 

 

これいっぱい並んでるのがサンプルの機械

これらの機械、『かま=釜』とか『ワッシャー』とか『ドラム』とか言われています。

これはサンプルの『かま』だから『サンプルがま』です。

 

 

 

濡れた状態で職人は色を合わせます。

ブリーチは季節でもデータ変わるし、薬品の新古のロットでぶれる

とても繊細なものなのだ!

職人の経験と勘が必須なんです!

 

 

 

ガンガンいこうぜ

 

 

ジーンズはその人のライフスタイルそのものが少なからず出るのが一つの魅力とされています。

 

あなたの履き続けたジーンズは世界にひとつしかないのです。

 

 

 

 

何にも気にせず、ガンガン洗剤入れて洗ったり、

ガンガン履き続け、穴があいてもそのまま履き続けたり、縫って穴を塞いだり。

 

それはそれで好きなひとは、それでいいんだと思います。

お気に入りのジーンズを自分の形に育てる。

 

これも、ひとつの楽しみかただと思います。

昔ながらのリーバイスXXや桃太郎ジーンズさんはこの楽しみかたがセオリーかなと思います。

 

ジーンズをファッションとして楽しむ形は様々で、

中にはラグジュアリーなジーンズでなるべく新品の状態を保ちたいというひともいると思います。

 

 

その場合、長く楽しむにはお手入れを意識せざるを得ません。

 

 

お手入れをするにあたってデニムというものに少し触れておきます。

 

 

 

 

 

 

 

デニムとジーンズの違い

 

 

 

デニム=生地

一般的には、デニムは生地状態のものを指します。

 

 

 

ジーンズ=ズボンの状態になったもの

ジーンズはデニムを使って身につけれる製品になったものを指します。

 

 

 

 

 

 

デニム

ウキペディア

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%A0

 

 

ジーンズ

ウキペディア

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA

 

 

デニムはインディゴで染められた縦糸と白い横糸で構成されており、青く染まった縦糸は実は中の芯まで染まっておらず

 

摩擦などで、表面のインディゴに染まった色が擦れたりして中の白い部分が露出して

履いているシワ(通称ヒゲ)ができます。

 

 

 

 

 

 

ヒゲ

http://www.weblio.jp/content/%E3%83%92%E3%82%B2

 

 

デニムと他の製品の違い

 

 

Tシャツやシャツなど、他の身につける服とどう違うのと言われたときに大きく違うこととして、この独特の構成と染色が上げられると思います。

 

 

 

デニムを目を凝らしてよーく見てください。白い粒粒がインディゴの青に混じってあります。下糸が表面に見え隠れしているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

表面の大きくしめるインディゴの糸は、もも部分など良く物体と擦れる箇所は表面が白くなっていると思います。※様々な生地があり、下糸のほうが濃い糸で織られている生地などありますが、ここでは一般的なデニムということで。

 

デニムは色が落ちやすいぶん、他の生地にない

圧倒的に多彩な表情がでます。

 

 

一方、Tシャツなどは、白い粒粒などは見えず均一に染まっている場合が多いと思います。反応染めと言われる染めで染められたものが多く、反応染めは

糸を芯まで染めるので性能的にはとても高い染色方法です。

 

 

デニムと反応染め製品比較

 

デニム

・表情が豊か

・カジュアルな傾向

・自分のヒゲなどのアタリが育てられる

・色が落ちやすい

・色が移りやすい

・紫外線に弱い(日焼け)

・丈夫なものが多い

 

 

 

反応染め

・表情は均一

・綺麗目な傾向

・スレ感などは出にくい

・色が落ちにくい

・色が移りにくい

・紫外線に強い(日焼け)

 

 

 

 

ということは、

 

大まかに

デニムの性質から現状維持しようと思ったら

・摩擦を少なくする

・長時間日光に当てない

・色を落とさないように気をつける

といった工夫をすればいいことがわかります。

 

 

 

 

摩擦を少なくする

 

摩擦していくことで、歩くことなどで少しずつ色落ちしていきます。

実は日常にメッチャ摩擦することが、歩くなど行動すること以外にもあります。

 

みなさん、洗濯しますよね。

 

特に日本人は綺麗好きなので、洗濯しまくります。

 

洗濯は長持ちさせようと思うと、かなり大きなポイントです。

 

 

洗濯機の場合では

 

 

摩擦を防ぐには、ネットに入れて洗いましょう。

 

摩擦からの観点では、大きすぎないほうがいいです、

小さすぎても洗濯ムラができるので、入れて若干動くぐらいがいいと思います。

 

でも、僕はあまり気にしないですがん。ギュウって入れることもあります♪

 

表と裏でどっちで洗えばいいの??

 

 

 

はい、裏でお願いします。表の摩耗を防いでください。縫製製品の場合、裏のほうが形は安定しています。形くずれも防げます。

でも、僕は気にしません♪裏だったり、表だったりします。

 

 

 

洗剤入れたらいいの??

 

洗剤は色が落ちるのが嫌なかたは、入れない方が無難です。

 

 

臭いが気になって、どうしても洗剤を使うなら漂白剤が入ってないほうがいいかと思います。

 

 

でも、僕は気にしません♪

洗剤入れて洗います。

流石に漂白剤入りのは入れてませんが。

 

 

三種の神技

 

長持ちさせるなら、

僕がよくクライアントに伝える

三種の神技

「★裏で★手洗い★陰干し」がいいと思います。

陰干しは形を整えて干してくださいね。

 

手洗いの場合は、摩擦しないように優しくジャバジャバしてください。

 

乾燥機は、ふわっと柔らかく仕上がりますが、陰干しの方が長持ちするでしょう。熱も摩擦もありますし。

 

 

天日干しで日に当てると臭いも抑えれますが、デニムは紫外線に弱いので考えものです。

 

 

これは重要!干しかた

 

 

あまり気にしないズボラな僕が、1番こだわっていることがあります。

ここが僕の中で非常に重要なことです。

 

 

それは

干しかたです!

これはジーンズ職人だからかもしれませんが

ウエストに洗濯バサミで挟んで乾かすのを僕は絶対にしません。

 

ウエストから吊り下げたジーンズは水を含んでいて相当の重量です。

 

それがあの洗濯バサミの点でつままれるわけで、上下にもテンションがかかり形くずれの原因になります。

特にジーンズの中で表情豊かなウエストに、ぐにって洗濯バサミの跡が残るのが僕的に許せないっす。

 

ループに通して干すのも、自分的にはジーンズのフォルムに影響するので、あまり好きではないです。

 

なので、僕は大きめのハンガーに二つ折りで干して重量を分散させます。

 

 

 

この方法で僕はTシャツもやります。

 

普通にハンガーで干したTシャツをご覧になってください。

 

長くこう干しているとハンガーの端っこの形にTシャツが伸びてしまって突起が出現します。

もう、これは僕の中でアカンやつです。

 

お気に入りの服を長持ちさせてファッションを楽しみましょう。

ちなみにTシャツの大敵である襟の伸びもこれで軽減できます。

 

 

ストレッチジーンズを長持ちさせるコツ

 

 

 

ストレッチの質にもよりますが伸びてしまったストレッチ生地は戻りません。

洗濯すると少し縮んでストレッチが戻りますが、芯の部分が伸びてしまわないようにローテーションさせましょう。

 

よっぽどお気に入りなら、同じジーンズをローテーションさせるのもアリだと思います。

 

ヘビーローテションを避けるのが長持ちの大きなコツだと思います。

4着ほどをローテーションで着れば、かなり長く履けるはず。

僕は6着ぐらいをローテーションさせます。

 

ストレッチジーンズを長持ちさせるには重要ですが

普通のジーンズを長持ちさせるのにも

ローテーションは有効です。

 

 

ちなみにストレッチ無しのほうが俄然、長持ちします。

昔の児島のかたの話しでは「本当にいいジーンズ一着買ったら一生着れる」といわれていたほどです。

 

それほどまでにジーンズは本来丈夫なものです。

もちろん、生地、縫製、特殊などによりますが、

そういう目線で見ても

岡山のデニム、ジーンズは世界が注目するほど高品質なのです。

 

 

 

 

愛情でも製品の寿命が決まります。

 

 

愛情を持ってジーンズを履いてあげてください。

ジーンズをお手入れしながら大事にはくのもいいです。

 

 

愛情を注ぐにあたって

 

本当に良質なものは、

履いていくのも計算されて作り込みされているので

履いていく表情に違いがでます。

 

店頭で見ても「あぁ、これは2シーズンぐらいしかもたない作り込みだな」と感じるものもあります。

 

 

しっかりとした作り込みのジーンズを

自分のライフスタイルに馴染ませ変化を楽しんでいくのも素敵なのかなと思います。

 

今回は一般的なジーンズのお手入れを紹介しましたが

次回は穴あきジーンズやコーティングジーンズ

少し変化球のジーンズのお手入れを紹介したいと思います。

 

ファッションをどう楽しむかは自由です。

ジーンズライフをみなさん楽しみましょう!

 

生地、加工、縫製を世界が注目する高品質の

岡山でこだわり抜いた製品づくりの

 

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